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古川日出男 / ロックンロール七部作
参りました。
良くも悪くも、この本はまともに感想が書けない。(でも、読み終えたっていう事実は記しておかねばならない、って私は思うわけ。何故ならあたしは「ベルカ、吠えないのか?」の後にこれを読んでいて、それはそれだけでもとっても意味があることだからだ)
……とまぁ、読んだ人にしか通じないネタだけど、↑みたいなカッコ付の語りが傍若無人に挿入されまくる異色の一人称小説。
しかもストーリー自体が縦横無尽に時間や地理を飛び越えて展開する。
これは20世紀の物語。
七つの大陸の物語。
ロックンロールの物語。
イェー。
多分内容なんてほとんど理解できていない。たまに旧約聖書の系図記述(シェラの子供がエベルで460年生きてエベルは息子や娘をもうけて……みたいな奴←かなり適当)を読んでいるような気分になることすらある。
でもなんだか凄いテンポとリズム感を持って進んでいくし、アホの人生がアホみたいに連鎖していく様子はアホみたいに興奮するし。
なんだかこれがロックンロールの小説です、と言われたら、は、はい、そうですね、と認めてしまいたくなるような、そんな本だった。
ようするに、この本はだーれにも薦められないけど、本棚にずっと飾っておくであろう小説。
秋山瑞人 / 猫の地球儀 (焔の章・幽の章)
再読(書籍自体はおそらくもう絶版かと思われます)。
天才の話。
あるいは、猫の話。
宇宙の話。
星の話。
大切な人の話。
死の話。
SFであってファンタジーであって、とても切ない物語。
(主人公が猫っていうのは、大人びてるようで無邪気でむこうみずで、なんというか絶妙だなぁと思う)
「所詮ラノベ」なのかもしれないけど、こんなの高校生の時に読まされたら、そりゃあガツンと来るさ。
大好きな小説だったけど、10年間、怖くてなかなか読み返せなかった。
でも、なんだろう、いろんな要素が重なって、読み返すなら今かもと思ったんだ。
当時は気付かなかった色々な描写に気付いたし、改めて笑ったりむず痒かったり、泣いたりした。
焔と幽が「空歩き」で酔っぱらうシーンとか、焔が楽と過ごす人生を夢想するシーンとか、当時はよくわからず読んでただろうな。
この小説は、盲目に夢を追うこととか、その業について描かれている。
ただ、『夢』というテーマであれば、今話題の「天地明察」の方がすがすがしいし、現代人の生き方の参考になりそうだし、示唆にも富んでいる。
(多分、「天地明察」が、「猫の地球儀」を読み返すきっかけスイッチのひとつだっただろう。この二つはとても対照的な作品だ。個人的には)
「猫の地球儀」は、『孤独』の話なのかなと思う。主人公猫だし。
天才だって寂しい。
自分は凡人だけど、それだけはよくわかるのさ。
興味を持ってくれた人には、ぜひ読んでほしい二冊。
読んでぜひ「ぐあああああっ」って気分になってほしい。そしてそれから、語り合いたい。
↓多分絶版だけど表紙が見えるはずなので。この絵にだまされた人沢山いるだろう。笑
- 猫の地球儀 焔の章 (電撃文庫)
- イラスト:椎名 優
- 出版社:メディアワークス
- 発売日:2000/01
帰省した
- 雑記
- 2010.05.23 22:10
帰省した。
結構突発的にやった。完全に暇になるタイミングを見計らってると帰省なんてできないので、木曜日の時点で「今週末は特に何もないな」と思ったので帰省しようと決めた。
金曜日に有給休暇を取る予定だったのも重なった。
まぁ、そのあと金曜日に楽しそうな飲み会をやっているようだったので早速後悔したのだけど、それはまた別の話である。
今回の日記は相当つまらないと思うので、ここからの箇条書きは読まない方が良いかもしれない。
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一年半ぶりの帰省で色々な変化があった。
うちの犬が完全に老犬と化していて、私のことも最初忘れているようだった。
一年半前に夫に先立たれた祖母が、認知症になっていた。
暇で、創作する気分でもなかったので、中学時代の通学路を自転車で巡ってみた。(ただし当時はバス通学)
家のそばは近くの大学の下宿やアパートが多いのだけど、かつて怖かったそこの住人達は今や全員自分より年下になってしまった。
こっそり買い食いしていた商店にはもう看板がなくて、入口に口をぽかーんと開けた老人がパイプ椅子に座ってじっと道路を見ていた。目があった。さみしかった。
道の駅に寄ったら、BUMP OF CHIKENがかかっていた。
洋菓子屋さんに寄って「そこの中学校に通っていたんです」といったら、すごく値引きしてくれた。まんじゅうもくれた。
高校のそばもふらふらと歩いてみたが、ラブホとかヘルスとか実は近くに沢山あった。意外と気付かないもんだ。元女子高なのに……
市街地からは更に人が減っていた。
映画館では涼宮ハルヒの消失を(今頃)やっていた。
八戸ラーメンはちょっとブランディングに失敗してる気がした。
八食センターの回転寿司は、少し味が落ちたかもしれない。
母の作るいちご煮ご飯は青じそが入りすぎだと文句をたれてきたがうまかった。
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そうそう、ちょっとだけ面白いことがあった。
大学の部活の同期が一人、社会人になってから八戸に住んでいるんだけど、彼と会ってオススメの喫茶店に連れて行ってもらったら、それが実家から車で5分もかからないような場所だったんだ。
お店ができて、まだ3年ちょっとらしい。
何かの間違いで東北大学に入ることができて、いろんな出会いがあって、離れた実家にも新しい何かが生まれていて、それらが結びついて今ここでコーヒーを飲んでいる。
凄く不思議な気分になった。
それにしても……やっぱり自分には、頻繁に帰省する人の気持ちってわからないな。
色々感慨深いことはあるし、意図的にいろんなものを観察してきたけれど、それだけで自分の頭の中に何かクリエィティブなものが生まれるわけではないようだった。
もっとも、実家が駅から遠すぎて面倒くさいというのが一番大きかったりするのかもしれない。
次帰省するのはいつのことだろう。駄目な一人息子である。
1983 花に囲まれて生まれた
- 雑記
- 2010.05.16 22:53
andymoriは1984だから、ひとつ年下なのか。一歳しか離れていないのが意外といえば意外だ。自分はまだまだ若いつもりでいたけれど、彼らの方がまだずっと(いい意味で)若い。
少年のような目で残酷な世界を見つめている彼らを、とても尊敬する。
そんなこんなで27歳になってしまった。
ゴールデンウィーク明けぐらいから自分でびっくりするぐらい妙にテンションが下がってしまって、すわ今更5月病かよ、社会人何年目だよ、ってな気分だったのだけど。
ちょっと持ち直してきたかな。
相変わらず大切にしたい人達に負担をかけたりな人生ではあるけど、少しずつ前に進んでいこうと思う。
申し訳ない、ありがとう。嬉しい。
ARABAKI ROCK FEST.10 2日目
さて二日目。
O.P.KINGのメンバーがフルで揃っている(しんちゃんも奥田民生もいる)時点で雨が降らないはずないだろうと思ってたんですが、午後にかるーく天気雨が降った以外は、かなり快適な天候に恵まれました。
で、二日目の所感。
avengers in sci-fi
なんか凄かった。割と後方で観たので、何十種類もあるらしいギターエフェクター群は覗けなかったのだけど、マイクはボーカル用とエフェクト用で2本ずつあるし、ギターの横にターンテーブル置いてあるしで、色々変なセットだった。笑
ロックバンドという枠にとらわれない音作りかつ非常にテンションの高い音楽を、生で聴けたのは楽しかった。ゆにばーゆにばー!
andymori
この日のド本命。よかった! 次の機会があったらワンマンライブ絶対行きたいと思えた。
久々にハマれるアーティストを見つけたと確信。
(ルックス目当ての女性ファンが多そうだったのがちょっと気になるけど……。)
テンポの速い曲は余計に走ってちょっと不完全だったけど、1984とかミドルテンポの曲は、歌声も通っていて聴き惚れたよ!
BEAT CRUSADERS
中途半端にしか聴けなかったけど、それより気になったのはステージのモニタに普通に顔が映ってたことw
ま、ライブDVDとかもあるだろうからいいのか。
ストレイテナー
ステージ位置の関係で聴けませんでした……1日目のミイラズに続き。
その代わりにキャンプステージそばにあったフリマに寄ったのだけど。収穫なしだった。
FoZZtone
曲は多少聴いてたし友人にも薦められていたのだけど、それ以外の事前情報なしで観たら、普通にイケメンのお兄さん達のバンドだったのでちょっとびっくりしました。
やっぱり『音楽』はいい。しかしもう少し客がいてもよかったような……。あまり東北地方でライブとかやってないみたいだからファン少ないのかな。
the band apart
最近の音源とか全然聴いてなかった。油断した。
どうも最近テンション的に、自分の中でバンアパが盛り上がらない。なんでだろう。好きな曲は好きなんだけど……。
Theピーズ
ARABAKIと言えば個人的にはピーズなのです。今回もいいアクトだった!
本番前の音合わせが20分ぐらい前倒しで終わってしまったらしく、開始時間までステージ上でショートコントが繰り広げられていた。笑
(別のフェスで、時間前に演奏を始めたらめちゃくちゃ怒られたらしい)
新曲もよかったし、踊れる曲もあるし、ほんと彼らの曲はフェスで映える。MCのノリの良さも含めて最高。
曽我部恵一BAND
観たよ! と主張したいところなのだけど、実際はラスト2曲ぐらいしか聴けなかった。
でも、いつもの決め台詞「最後に、ロックンロールを一曲!」が聴けたので満足した。笑
the pillows
うーん、なんだかんだで今回も前列を狙って行ってしまったけど、曲目もフェス用の定番パターンだし、合唱する客が多すぎてさわおさんの声聞こえないし、なんか色々失敗した。
もちろん、ピロウズは何も悪くないんだ。フェスなんだからそれ用のセトリを組むのは当たり前だし。
よし、来年からフェスでは前に行かない! 忘れないように、宣言しておこう。
……今年のアラバキは以上!
PEACE SESSIONは、観ずに帰っちゃいました。ちょっとだけもったいなかったけど。
今年は、10周年という記念すべきフェスだったわけですが、ごく個人的には二日通して『絶対見たいアーティストの数』が少なかったので、やや物足りない感じでした。
ま、プレデターズとandymoriを観れただけで十分な価値はあったかな。
タイムテーブルの極端な被りもそんなにはなかったし、新設ステージの遠さという初の試みによる不満を除けば、今年はいいフェスになったんじゃないだろうか。
うん、そんな感じ。なかなかまとまりのある記事にならんけど以上で!
